「あなただけなの」② ~ その言葉をよく使うあなたへ~

「あなたしかいないの」
「あなたじゃないとダメなの」

その言葉をどうして使いたくなるのか。

伝えたい言葉は、それでは伝わっていない。
そんな話。

・・・・・

こんなこと話せるの
こんなことできるの
「あなたしかいないの」

あなたがいないと
「~できないの」

人といてこんなに楽しかったの
こんな話をしちゃったのも
ご飯がこんなにおいしく食べれるのも

あなたと一緒にいるから。

一人だと
眠くならないの
ご飯が食べれないの
このままなら倒れちゃうかも。
死にたくなるの。

だから、話を聴いて。
だから、一緒にいて。

あなたでないとダメなの。

・・・でも、気付いているよね?

ほんとは自分の目の前にいる「あなた」
でなくてもいい事。

・・・・・

「あなたしかいないの。」
「あなたじゃないとダメなの。」

それまでわたしは
この言葉をずっと、信じていた。
まったく疑っていなかった。

でもね。

自分がどんどん消耗していくのが
わかるようになった。
そして、少しずつ違和感を抱き始めた。

しかし。
この「言葉を信じていた」頃は、頑張った。
ああ、頑張っちゃうんだ。
「あなただけ」と言われたらね。

でもね。
「あなただけ」にしか話していない事、
なんであの人知っているの?
わたし、誰にも口外していないんだけど。

あれ、みんなに話しているの??

あれ?わたしが聞いた話となんか違う。

あれ、人の悪口言ってる時、案外元気だぞ?

こんなマシンガントークできるなら体力あるよね??

この人の「ために」話を聴いてい「あげている」けど、
話を聴けば聴くほど、ヒートアップしていく。
はたして、この人の「ため」になっているのかな?

そうやって
自分の違和感がどんどん確信となっていく。

・・・・・

なんだ。
わたしは信用されていたのではなく、
愚痴のはけ口・心のゴミ箱にされていたんだ。

なんだ。
あの人は大丈夫なんだ。

なんだ。
わたしでなくてもよかったんだ。

なんだ。

これは、わたしが「依存」に
気付いた、昔話のひとつ。

・・・・・・

大好きなあの人が、
自分から離れていきそうだと感じる。
だから必死で訴えたい、
あなたしかいないって。

誰しも、唯一無二の存在。
誰かが誰かの代わりなんて、できないものだ。

自分にとって、かけがえのない、あの人。
あの人の面影を誰かに感じたって、
その人ではないんだよね。

人は。

自分に意思があり、好みがあるように、
当然相手にも意思があり、好みがある。
生き方そのもの、誰しも同じではない。

そして。
出逢うからには、必ず別れがある。
そのタイミングと出来事だけの違い。

もし、その大切な「あなた」いなくなった時。
一人では抱えきれず
どうにもこうにもできない時って
あるもんだ。

ホントは誰でもよくない、
しかしその一番頼りたい人に頼れない、
それなら他は誰でもいい、
だからすべての人に「あなただけ」と
使える時だってある。

短いようで案外長い人生、
ちょっとくらい依存も甘えもごっちゃまぜに
なる時だって、あるもんだ。

目の前の事に必死になって
すったもんだもやってしまったり。

そんなオイタな経験も、
人生の中にひとつやふたつあっても悪くない。

ただね。

いつか、気付く時がくるかもしれない。

同じ事の繰り返しのパターンは
もうお腹いっぱいだと。

そこに気付いたら。
あとは、自分が決めて一歩動くかどうか。
それだけ。

・・・・

「あなただけ」

その言葉を無性に使っている時。

そこにちょっとだけ
こころを傾けてほしい。

その言葉を発している時、あなたは
穏やか・安らかな気持ち?
それとも
焦り・不安?

そこが、自分の気持ちを素直に
表現しているかどうか、
自分の本当の気持ちを感じる、
大切なポイント。

「あなただけ」

この言葉が
相手をコントロールするためだと
気付いた時。
自分が満たされていない理由に
気付くきっかけとなる。

そうするとね。

今、よく言われる
「自分が自分を大切にする」
この言葉の意味、少し受け取りやすく
なるかもしれない。

言葉というものは。
たとえ、同じ人が同じ言葉を発するとて
含む意図・伝わるもは
その人の根底次第。
素直な気持ちを表現した時の言葉と、
コントロールに使うための言葉、

同じ言葉であって、同じではない。

人って、言葉の端々や雰囲気から
「察する事」ができる。
脅しや攻撃を感じると、逃げちゃうよね。

そして。
「察する」けれど、その解釈とて
実は人それぞれ。
その中には誤解や思い込みだってあるわけで。

つまり。
本当に伝えたい事、
実はその言葉では伝わっていないかも。

逃げられたと感じるから
さらに「あなただけ」といって
足止めしたくなるかもしれないけど。

その言葉。
本当に意図・気持ちが伝わっているか、
一度立ち止まってみては?

その言葉、どうして使いたくなった?
その言葉を発して、どんな気持ちになる?
本当にその人だけなの?

まずはそこに気付く事から。

・・・・・

わたしの昔話も。

その場面においては
「この人しかいない」っていうの、
そりゃいくらでもあるわけで。

試し試され、色々あるさ。

その中で。
人の動きを強力に止める武器は
「死」をほのめかす事だろう。

「そんな事いうなら死ぬよ?」
「死んじゃってもいいの?」
遠い遠い若かりし昔。
どこかでさら~っと使い使われた
遠い記憶が・・・?(笑)

でね。
ここはあくまで個人的な経験だけど。

「死」を使っての足止めの言葉。

案外、
自分の人生において、さほど
「どうでもいい人」の方が
使いやすくない?

さらっと発する場合は、だいたいこれ。
(わたしも、こっちかな)

あとは、

完全に甘えてきって信頼できる人。
自分から離れて行かないと
どこかで確信している人。

か、
ホントに一か八かの賭け。
時に「死ぬ死ぬ詐欺」のように
捉えれる人もいるけれど。

同じ言葉とて
言葉に含む重みは、その人それぞれ。
だから、迂闊に言葉の上澄みだけ受け取る
事ができない。

かといって、裏読み・先読みしたとて
意図を汲み取れるとは限らない。
発した側と、受け取った側には、
まったく重みが違う事がある。

つまり。
本当に伝えあいたい相手なら。
ちゃんと「気持ち」を伝えないと、
何も伝わらない、という事。

・・・・・・

「死」を本気で武器にし、
人生の幕引きを考ているあなたへ。

あなたの人生の幕引きについて。
最後の引き金を、誰かに引いて欲しい?
それとも掴んで引き戻してほしい?
それでもね。
自分が「しぬ」「生きる」かどうか、
その決断をしているのは、
「自分」以外、何者でもない。

誰かのせいにしたくとも、
結果、誰のせいにもならない。
思った形の復讐にすらならない。

あなたが、
自分の幕引きのきっかけを
何にするか選んだだけの事。

それだけの話。

・・・・・・

脅し(コントロール)だったり、
相手の反応を見たいだけの試し行為、
単に拗ねた行為だったり。

まぁ。わたしも色々やってる(笑)

今ここで語っているのは
うすぼんやり、遠い過去。

ただの昔話。
しかし。
これからだって、それなりにやるはず(笑)
わたしにとっては大切な出来事。
その時々においては、
その時にできる、精一杯。

ただ、それだけの事。

まぁ。

今現在の結果として
そんな言葉を発した相手とは、
今は誰とも接点がないし、
ほぼ思い出さない(笑)

たまに、何かのきっかけで
ぼんやり思い出すくらい。
今回は、ブログネタのためにぼんやり
思い出しただけの、遠い記憶(笑)

今現在。
その時のあの人がいなくとも、
わたしはまだ元気に生きている(笑)

また今後再会するかどうかも
わからないけど。
それとてお楽しみ。
(´_ゝ`)
それがネタになるのも、
その時々の精一杯をやったからこそ。
世の出来事、自分の身に降りかかる事。
わたしは「納得」したいタイプ。
できないから引き下がれない事・不満な事って
たくさんある。

でもね。

人生において、
納得しようがしうまいが。

それもすべて含めて、人生。

すべて含めて、「生きる」という事。

つまり。

結局、大丈夫ってこと。