算数・計算が苦手だけど看護師の方・目指す方へ

今回の話のポイント。

・数学(理系)が苦手でも看護師になれる。

・看護学校入試(推薦)の数学0点だった。

看護師になると、意外と
「計算」をする場面がある。
いざ進路選択の時に
数学が必要と知って、
ちょっと焦る方もいるのでは?

そんなわたしは、大の数学嫌い。
いや、算数レベルから苦手。

それでも
看護学校に入り、
国家試験受かり、
仕事もそれなりにし、
事件沙汰になるミスはなく。

それなりにやってこれた
わたしの話。

今回は
数学苦手エピソードと、
そういう方へ伝えたいポイントを
まとめました。

今現在の教育・現場の事情は
知らないけれど、
わたしの昔話としてご参照いただければ。

・・・・・・・・

わたしは小学生の頃から
算数が大の苦手。

だいっっっっつっつっつっ、の苦手。

〇ccの水の中に食塩〇gがどうのこうの、
Aさんが〇㎞の距離を〇分で歩いてどーたら

・・・・Σ(´Д` ;) やめれー!

☆基礎情報

得意:美術・国語
苦手:数学・体育・社会・物理などなど

通知表上、数学はだいたい「2」

・・・・・

そもそも。
看護師になる事に興味はなかった。
むしろ、なりたいと思わなかった。

進路選択の時。
嫌いな数学は捨てられる
好きなものを選べる~

(∩´∀`)∩ワショーイ

そうやって、一度は数学を捨てた。

しかし。

ひょんなことから看護師になるべく
選択教科も取り直す事になる。

その当時、
看護師になるなら「理系」を選択する
必要があると言われていた。

(試験の時に出る科目があるがゆえ)

・・・・・・

そうやって選ぶ必要のあった
「数学を諦めた・捨てた瞬間」
を今でも覚えている。

そう、あれは
高校3年生、数学の授業のとある日。

そもそも算数・数学苦手なのに、
さらに、何をしゃべっているのか
ちっともわからない先生がいた。

その名も「エッキス」(あだ名)

「X」の発音を「エッキス」
とかいうもんだから
話がちっとも入ってこない(笑)

それが積りに積もり、
その最期の一押しは
「サインコサイン」の授業。

あーーーもーダメだわ。
わたしの人生、サインコサイン
絶対使わない。
こんなの使うはずがない。
もう捨てよ。
またいるようになったらやればいい。

やーめぴ。

突然吹っ切った瞬間があった。

わたしは割と「真面目・良生徒」
だったのだけど。
授業中も聞き流すようになったし、
たま~に数学の授業をさぼる事も覚えた。
(´_ゝ`)しみじみ

・・・・・・・・

でね。
看護学校の入試。

その捨てたはずの
「サインコサイン」が、
まんま出たという衝撃的な思い出がある。
(;´Д`)キタ

記憶の端を手繰り寄せると
捨てた瞬間だけは鮮明に覚えている。
しかし、
肝心のその公式の内容だけは
ちっとも思い出せず。

こういうのって
「やっぱりね」と思う出来事が
ちゃんとやってくるんだわね、
そう思うのであった。

・・・・・

でね。
その時どうしたかと言うと。

それでも何とか最後まで計算
しようと、やるだけやってみた。

でもね。
「うっかり忘れた」のではなく、
「初めからちっとも理解していない」
ので、どれだけ考えたふりしたって
答えなんて絶対出ない。
それだけはわかっている。

何より捨てた瞬間を覚えている(笑)
なので、逆にそこには後悔はなくて。

でもね、それでも考えた・やる気は
あるところを見せようと、
答案用紙に計算しまくったメモだらけ
にはなっていた。

自分が正解だと確信できる
答えは1つも書けなかった。
ただのひとつも。

結果。

入試は合格。

(´_ゝ`)あれ?

・・・・

で。
本当に0点だったの?
話盛ってない?

それはわたしも思う。
だって答案用紙見てないから。

でもね。

試験後、進路の先生に呼び出されて

「東、お前数学0点だったそうだな」

・・・そこで事実を知る、みたいな。

(´・ω・`)やっぱそなんだねー

もしや、学校の先生、大げさに
言ってるだけかも?
そう思わなくもなかったが。

看護学校入学後、初っ端の授業にて。

校長先生に

「この中で、数学苦手な人は手を挙げて」

「・・・・・。」(様子見るわたし)

「ん~、おるはずやけどな~」
(・∀・)ニマニマ

早々にいじられる羽目に。
在学中から就職した後もひそかにいじられる
ネタとなったのである。
(´・ω・`)笑ってくれててヨカタ

ちなみに
「袖の下」とやらは確実にない(笑)

まぁ、私立・推薦入試というのも
あるから、実情は温情合格なのかな?
進路の先生曰くは、
わたしが計算したメモの箇所をみて
部分点をなんとかつけてくれたらしいのだ。

ああ、できる事はやっといてよかった。
(この話、書いていいのかな?(笑))

・・・・・・・・・・・

でね。
看護師として、「算数・計算」は
それなりに必要である。

その最たるものは
「薬剤」投与時。

処方は医師の仕事。
もちろん信頼ありきなんだけど、
やっぱりその処方された量が正しいのか
自分でも気づけないと、時に重大な
ミスにつながる。

多少多かろうが少なかろうが
時には投与し忘れたって
問題ないものもあれば、
ごく微量で生死に関わるものだってある。

わたしは
外科系集中治療室勤務だった。
(新生児~大人まで)
体重や症例によってお薬を薄めたり
色々な種類を混ぜたり、
時には通常と違う特殊な使い方だったり。
(量や投与速度も通常と違う)

計算苦手だと言っている場合ではないが、
そんなわたしは大丈夫だったのか?

結果、大丈夫。
なんとかなった。

もちろん、多少のミスは
ないわけではないけど。

それでも、
何事も必要に迫られると嫌でも覚える。
実践し、しっかり理解すると
なんてことはない。

そんなわたしが語る、
「計算が苦手でも看護師として大丈夫」
というポイントをまとめてみた。


小児系は、どうしても計算必須。
それは「大人用」を使用するから。
それを薄めて、必要量だけ使うため
計算が必要となる。
(大人だったら、丸々1瓶使えばいいけど
子どもには多すぎるため)


言い換えると成人の場合は、
特殊例でなければさほど難しい
計算はあまりない。


どんな病棟でも、ちゃんと最初に
ちゃんと学べば大丈夫。

その病棟・症例なりのスタンダード
というものがある。


教えるのが上手な人・そうでない人もいる。
教えてもらってもちっとも理解できない時、
話が上手な人・聞きやすい人を狙って教えて
もらうとすぐ理解できたりする。
(つまり、話を聞く人を選ぶべし)


よく使うパターンの計算式は
メモで持っておけばよし。

使う薬・症例によって
計算するパターンはある程度決まる。


特殊な計算は、医師や薬剤師など
得意・専門の人と一緒に計算・確認
すればいい。


基本のダブルチェクをおろそかにしない。

一般の病院なら、必ず「ダブルチェック」
してもらえる相手がいる
病院によって手順はそれぞれ。
ただ、ダブルチェックは行う相手が重要。
チェック機構として働く
「わかる・知っている・信頼できる人」
と行う事が重要。


「点滴」(持続的に体に入れるお薬)は
微量な計算が必要な病院・病棟には
たいてい「機械」を使用する。


機械を使わないフリー滴下のやつは
(何ccを何時間で入れるには何秒で何滴とか)

最初はとても心配。
ちゃんと時間通り進むかな?
計算できるかな?とか。

しかし。

これも言い換えると
精密機械を使わないで済む時点で
多少遅かろうが早かろうが
なんとかなるやつとも言える。

計算苦手でも、逆に感覚派は
なんとなくでうまく調節できちゃう。

たとえばね、脈だって通常1分
きっちり測るけど。
慣れたら一分数えなくても
大体どれくらいか掴むでしょ?
一秒二秒の感覚、目や体の感覚で
覚えるカンジというか。
(´・ω・`)


そもそも、今は電卓もあるし、
電子カルテならば当然計算もしてくれる。
また、処方の時点で医師や薬剤室との
チェック機構も働く。

つまり。

なんとかなる。
(∩´∀`)∩

・・・

計算が苦手・だから心配、
というのは。

つまりは単純な・かつ重大なミスに
繋がる可能性があるから。

でもね。
それを起こす要因は計算・算数だけの
話ではないし、
かつ、それを防ぐ鍵もそう。

ちなみに。
私の場合は「電子カルテ」
になったとたん
自分で計算する機会がとんとなくなった。
そうなるとね、
割とすぐに計算方法を忘れた。

だから、いざ
「それ何γ(ガンマ)?」
(体重1kgあたり1分間に1μgの薬剤が入る投与スピード)

そう訊かれても
ちっとも答えられなくなって焦った事もある。

これは薬の計算に限らずの
話になるけれど。
(モニター値・データ値など何にでも言える事)

いくら機械や他人がやってくれようとも。

必要な計算を「自分の頭」でもする事、
数字だけでない「感覚・感性」のバランス、
そしてとにかく確認。
(5Rとか6Rとか。それは各部署で教えてくれる)
そして、連絡相談報告。(コミュニケーション)

確実性を持つはずの数字は、
うっかり思い込みすら生む。
思い込みがあれば、
何度チェックしようが計算しようが、
うっかり大切なものを見落とす可能性は
常にはらんでいる。

しかし、人はミスをするという前提
の元に動いている。
足りないところを補い合えるよう
対策は立てられる。

仕事というのは
算数・計算単独で得意で
あっても成り立たない。

言い換えると。

何が得意で、何が不得意でも、
大丈夫。

・・・・・・

さて、そんなわたし。

今でも計算は苦手。

たとえば。
トイレットペーパー
〇ロール〇m〇個入りシングル/ダブル
〇〇〇円。

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どれだけにらめっこしても
お値段お値段的にどれが得かなんて
いつもわからない。
ああ、ちっともわからない・・・!

結局
「なんとなくこれでいいか」
で選ぶ日々。
(´・ω・`)

※結果、わたしの人生に
サインコサインはまだ
必要とはなっていない。