「死」を見つめる事は、 「生」を見つめる事。

「死」って怖いもの?
「死」って、縁起でもない事?
「死」を語る・意識させるって、残酷な事?

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「死」を見つめる事は、
「生」を見つめる事。

人は必ず100%死ぬ。
これはまぎれもない、事実。
そして、どれだけ時代が巡ろうとも
「人」として変える事のできない事。

だから、そこに残酷も何もない。

ただただ、自然な事。

しかし。

今の時代、それが「自然な事」
ではなくなったのかもしれない。

生まれるのも亡くなるのも
ほぼ「病院」になっている。

もはや
「家でお産する」
「家で看取る」
のも、少数派になってきた。

そのためか、日常生活において
人間の「生死」を感じる機会は
以前より確実に少なくなっている。

もちろん、TVニュースなどでは
色んな事件や、また被災のニュースなども
入ってくるため、情報としては
以前よりたくさんの「生死」を
意識するかもしれない。

しかし。
自分がよほどの病気や被災などで
命の危機を感じないしない限り、
生も死も、TVの向こう側の世界として
どこか絵空事になっていく。

「死」という言葉に対して
色々なイメージがあると思うが。

「怖い」「忌み嫌うもの」という
イメージがある人は、
単に「イメージ」しかないからだ。

実際を知らないものは、
そりゃ、自分がたまたま見た聞いた話
からのイメージしかない。

特に、TVの事件のニュースから知る
「死」って、怖い事しか入ってこないだろう。

バーチャルゲーム・漫画や映画などで
人を殺す・殴るシーンを見慣れると。
逆に「死」をリアルなものとしては
感じにくいかもしれない。

しかし。
今、どんな職種だろうとも、
一人暮らだろうとも、
大人でも子供でも。

日常、すべてにおいて「生死」の
ない生活は、ありえない。
呼吸して、ご飯食べて、寝るという生活
の中、すべてにおいて、
わたしたちが生き、生かされてる
場面というのは、
すべての生き物の生き死にの上に
成り立っている。

それを、どこで感じているか、
だけ。

・・・・・

看護学生時代。
最初の頃の授業で

「もし自分が〇日で死ぬとしたらどうしたい?」
(正確なお題は忘れたが、そういう内容)

という質問があり、
とことん考える時間があった。

これでね、
何が出てくるかというと。

何をしたい、
どこに行きたい、
誰に会いたい、
最後はこんな風に看取られたい、
などなど。

結局、自分が

「どう生きたいのか」
「何を大切にしているのか」

そんな事しか出てこない。

つまり。
「死」を見つめたとて、
行き着く先は「生」なのである。

・・・・

「死」に想いを馳せ、語る事。

いわば、自分の「本心」に気付く機会。

そして、
残りの人生、
より有意義に過ごすための整理・棚卸。

これを行うのに、早いも遅いも、ない。

また、一度だけでなくていいはず。

わたしたちは、生きている間、
経験は何度でもアップデートするわけだ。
だから、考え方が変わった都度に
向き合っても面白いかも。

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「エンディングノート」という
言葉を、最近耳にする。

自分の事もそうであるが、
いざ、自分の親や兄弟のもしもの時を
イメージしてみると。

案外、自分の親の好みとか気持ちとか、
近くにいても知らない事ばかり。

日常、よく会って会話する機会が
あったとしても、
「いざ」という時の事など、
そうそう細かい点まで話合う機会も、
日常では持ちにくいかも。

これが、日常、「死」について
何も語りあっていなかったとしたら。

いざという時、本当に慌てふためくのである。

何かしらの形で想いを残してもらえていたら、
やっぱりありがたいと思う。

そして。

それはいずれ直接言葉を交わせなくなった時。
遺された者にとっては宝物になると思う。

だからこそ。
自分が元気なうちに、
大切な人が元気なうちに。

自分の人生のために、
遺されゆく大切な人のために。

「エンディングノート」というものは
とても興味深いと思っています。

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ペリカンは何回死ねるの?」と
質問された飼育員さんの記事。

これは以前、わたしが読んでとても
考えさせられた記事。
是非、ご一読いただきたい。

◆鳥羽水族館 飼育日記

「命の伝え方」

http://diary.aquarium.co.jp/archives/13686

「エンディングノート」で活動されている方のご紹介

◆櫻木よしこさん
(編集者、ライター、上級終活カウンセラー、エンディングノート書き方セミナー講師)
http://ameblo.jp/syd1990/entry-12221477476.html

◆平原美津代さん
(保険難民のための保険アドバイザーエンディングノートの書き方講師・終活カウンセラー)
http://ameblo.jp/so-ma6211/entry-12216977242.html

その他、東 舞香にご相談事のある方はこちら
http://namonaki.net/page-90/page-103/