「肩こりのツボ」なんてありゃしない。

人を診る本質があるかないかシリーズ

まずは結論から。

そもそも。
「肩こりのツボ」なんてありゃしない。

それはなぜか、という話。

・・・・

一般的な雑誌やセラピー関連でも
東洋医学とかツボの話はよくでてくる。

肩こりに効く経穴(ツボ)がどうとかこうとか。

まあ、言い換えたらそう言えなくもない。
そう書いておくとわかりやすいし、
簡単に興味を持ってもらえる糸口ではある。

しかし。もう一度言おう。

「肩こりのツボ」なんて、
本当の意味ではありゃしない。

・・・・・

肩凝っている人がいたら、
ついアドバイスしたくなるよね。

揉んだらいいんじゃないか、
肩こりは温めたらいいんだよ、

とか。

でもね。ちょっと待て。

そもそもね、その人の「肩が凝る」という症状に
至った「原因」をわかっておいでか?
という話。

言い換えると

安易なアドバイス、治療は
合っていないどころか、
逆効果な可能性だってある。

・・・・・

たとえばね。

「肩こり」ケース①

症状:だるい・重い
状態:停滞・緩む
治療:木穴補(五行の「木」の働きを「補う」)

※「木」=収斂・ひきしめるイメージ

イメージは「川の流れと泥」

水の流れる川に、泥が沢山あったら。
泥が多いほど、滞る。
泥が少ないほど、流れはスムーズ。
水の流れが多いと、流れはスムーズ。
水の流れが少ないと、滞る。

で。
次は「ホースの水」をイメージ。

水量が同じホースの水、
勢いよく飛ばしたかったら?
ホースの口をキュッと縛るでしょ。
ホースの口が開いたままだと
勢いが出ない。

つまり。
緩んでいるから流れが滞っている場合、
「ひきしめる」必要がある。

また、合わせてその「泥」となる原因
(血液の中の泥の原因=食事)を見直す
必要があるというわけだ。

「肩こり」ケース②

症状:イライラが上がってくる感じ
状態:気逆
治療:木穴瀉(五行の「木」の働きを「抜く」)

気逆、読んで字のごとく、
気の流れが「逆」になっている状態。
(気が下から頭にのぼっている)

細かい説明は割愛するが、

頭に血がのぼる、とか
頭寒足熱、とか
誰もが知っている言葉。

これだけでも、「気」は頭ではなく
下にある方がバランスがいいもの、
とイメージしやすいと思う。

現代人に多い、夜更かし・パソコン作業
などでのおつかれ。
「木」に相関する臓器「肝臓」は、
目から光や情報など強い刺激を浴び続け、
夜更かしのせいで
臓器を休ませる暇すらなく、
どうしても「気」が上・頭に滞りやすい
状況というわけ。

こんな時は、「木」(ひきしめる作用)を
抜く・緩める方向の対応が必要。


目を使う事と、肝臓は関連が深い)

子午流注(しごるちゅう)
治療や養生に役立てる考え方のひとつ。
各臓器の活性する時間・休む時間があると
いわれている。


今回、ケースは2つだけにしたが、
実はもっとたくさんあり、
説明はいくらでもついてしまう。

・・・・・

つまり。

「肩こり」(症状)といっても
実はそれぞれに違う原因がある。

ケース①の場合、
緩んで流れが滞っている人に、
さらに緩めて広げる事は、
より滞りを助長する、というわけだ。

何でもかんでも
温めればいい、
揉めばいい、
湿布を貼ればいい、
というわけでは、ない。

だから、経穴(ツボ)だって、そう。

その原因によって必要なアプローチは
当然変わる。

必要な経穴(ツボ)そのものが違う事もあれば、

その「経穴(ツボ)」を使うにしても
要らないものを抜くために使うのか、
(瀉・抜く)
必要な物を補うために使うのか、
(補・おぎなう)

という、使い方も違う。

だから、一概に「肩こりのツボ」なんて
言えないのである。

こういう視点で情報をみると、
年中つけっぱなしの磁気ネックレスとか、
肩こりにはなんでも湿布とか、
つっこみどろこ満載なのである。

また、世に言うがん治療を見てみても
「良い」とされるものの情報もピンキリ。
しかし、この考え方でいうなれば、
自分の体質・原因を無視してやみくもに
手を出すのはおすすめしない。
炎症が原因なのか、冷えからくるものなのか、
それによって酵素がいいのか温めるのがいいのか
話が変わってくるのである。

安易なアドバイスをしていたならば。
その根っこを見る必要がある、という
事に気付いてほしい。

自分のからだを誰かに任せるなら。
人を診る事ができる人を選んでほしい。

わたしにこういう話を教えてくれた先生。
「セラピーオフィス・ラサルーテ」石原貴司先生

https://lasalutekyoto.wordpress.com/

こういう話やレイキヒーリングにご興味のある方はこちらを。

http://namonaki.net/page-90/page-8/