抗がん剤をもらい、飲まずに捨て続けるあなたへ~わたしは情報提供よりもあなたと「生き方」の話をしたい~

「どこの病院がいい?」
「どんな治療法を選んだらいい?」
「どの先生なら安心?」

その情報提供の前に、
わたしはあなたと大切な話がしたい。

それは、あなたの「生き方」について。

あなたが治療するのは、何のため?

あなたがそれを選ぶのは、誰のため?

今一度、そこに立ち戻ってほしい。

・・・・・

抗がん剤を飲まないのにもらい続けるあなたへ。

「おかあさんがつってくれるおべんとう」

ふと浮かんだ、ただのイメージ。

おかあさんがね、
おべんとうをつくってくれる。

いっしょうけんめいつくってくれる。

うれしそうにつくってくれる。

わたしのためにつくってくれる。

おかあさん、いつもありがとう。

でもね。ほんとうはね。

おべんとう、いらないんだ。

たべたいのはそれじゃないんだ。

もっとおいしいのたべたから

いまはおなかいっぱいなんだ。

・・・でもね。

いらないって、いえないんだ。

だって。

せっかくつくってくれた。

いらないっていったらね、かなしませちゃう。

いらないっていうと、
おとうさんにもおこられちゃう。

いらないっていうとね、
きっときらわれちゃう。

だから。

おべんとういらないっていえないんだ。

こわくていえないんだ。

でも、もうたべれないんだ。

それなら。

おかあさんのいないところで、
すてればだいじょうぶ。

すてるとき、ごめんねって、おもう。

でもね。

すててることはしられたくない。

だって、もっとおこられちゃうから。

ぜったい、きらわれちゃうから。

だから、いわない。

・・・・・・・

わたしは、時折「がん」というご病気に
なられた方とお話をする機会がある。

わたしと会う方々は、
なんとなく「気付いて」おられる方ばかり。

今の病院の治療に納得していない、

このままでいいのか不安、

一般的な病院もかかりながら、
自然療法などあれこれ試してみたり。

だから、
もっといい治療や病院を知りたい。
もっといい先生に会いたい。

・・・・・

しかし。
それよりも前に
もっと大切なことがある。

あなたが治療するのは何のため?

それを選ぶのは「誰のため」?

お話をお伺いすると、必ずといっていいほど
みなさんが悩まれているところ話。

「家族が、抗がん剤やってほしいというから、
辞められない。」

「治療しないというと、家族が心配するから。」

「薬は飲みたくないけど、あの病院には
ずっとお世話になっているし、
そこと縁が切れたら困る」

・・・・・

自然療法など併用していくと、
だんだん病院でもらう薬も飲みたくない、
必要でないと感じる方も。

なんとなく飲みたくないから、飲まない。
しかし、家族に知れると心配される。

薬はいらないけど、検査やフォローは受けたい。
その病院に行けなくなったら困る。

だから、薬は要らないとも言えない。
でもこれまでお世話になってるし、
ここで治療しないというと、
他に行くところがない。

家族には心配されるから治療は必要
自分ももちろんよくなりたい。
抗がん剤、手術をしないと「心配」
される。

そしてね。
実際、病院から
「この治療を受けないと、どうなるか
わからない、命の保障はない」
「病院で提供する治療を受けないなら、
病院は一切責任取れません。」

そう言われてしまうのが現実。
確かに、それは病院側も一理はあるだろう。

しかし、患者の立場とすれば「脅し」
としか受け取れないのである。

いわゆる自然療法や、スピリチュアル系の
話を知り実践していても、
それでもご病気がよくならない方が
行き着くところでもある。

・・・・・

よくよく考えてほしい。

あなたの本来の目的は何か。

本来、治療をするというのは、
「病気が治ってからだが健康なる」
ためのはず。

それを達成するのために、
数々の手段があるけれど。

でもね。

そんなあなたは、

「家族が心配しない治療法」

「世間的に説明できる治療法」

「検査受ける事で得られる安心感」

「いつまでも仲良く受診できる関係性を保つこと」

そこに意識を、生き方を、
とらわれてはいないだろうか。

そうなると、治療法も、いわゆる「方法論」
に囚われがちとなる。

だからこそ、一度立ち返ってほしいところ。

・・・・・

病気は、メッセージ。

からだとこころが、
一生懸命にあなたにサインを出している。

あなた自身が、あなたにメッセージを
一生懸命送っている。

単に生活習慣がどうではなく、
それも含めて
「生き方」の話。

だってね。

もう、ずいぶんとあなたは
メッセージをもらい続けているはず。

からだとこころは、「病気」という形で
サインを出しつづけてくれている。

それでもね、まだ受け取り切れていないと、
何度でも、もっと強いサインを出してくる。

それなのに。

あなたはまだ「誰かのための選択」
をしようとしていないだろうか?

体裁よく、損しないための、
誰かに遠慮した、妥協した、
治療法。

もしあなたが、
どこかで自身の人生を歩んでいる感が
ないのであれば。

自分の人生の選択の基準が、
いつもどこかの誰かの意見を基準に
してきた・させられてきたから
かもしれない。

自分の本当の気持ちに気づいていても
「それはできない事」だと思い込んで
いる事は、とても生きづらい事。

自分の意見を言う、
自分の気持ちを伝える、
自分の選びたいものを選ぶ。

「自分に素直に・正直に生きる」
というのはね。
あなたの恐れている
「わがまま」「自分勝手」
とは、実は同じではないんだ。

だから、大丈夫。

しかし、
その違いすらわからないならば。

必要なのは「自分への信頼」

自分に信頼がないとどうなるか。

正しい答えをもった誰か・何かに
頼りたくなる。
いつまでたっても、求めた答えには
出逢えない。

残念ながら、
あなた以外に、あなたの答えを持っている人は、
外には誰もいない。

そこに気付く事。

あなたが、答えを見つけるためには、
本当の意味で自分を信頼する事。
これが、ポイント。

自分を信頼できれば。

今、すでにあなたの周りにいる人、
今、すでにあなたの周りにある情報は、

自分が選びたいものを、
自信を持って選べるようになる。

何を選んでも いい。

選んだ自分を信頼できていると、

力みが和らぎ、よりしなやかに
かつ、強くなれる。

・・・・・

わたしが出会った方々の、受けた印象は。

気配りの人、義理堅い、こだわり、頑固、
頼られる役割、こわばり、怒り、我慢、
自分ばっかり感、孤独への恐れ、
伝え方が上手でない、許せない、罪悪感、
力で抑え込む、抑え込まれてきた、

などなど・・・

お話や雰囲気、からだを通じて、
そんな背景を感じる。

だから。
どんな治療法がいいとか、そんな話の前に、
あなたの「生き方」にフォーカスしてほしい。

病気はメッセージ。

あなたの本質と、現状にズレがある事に
気付いてほしいと自分から自分のメッセージ。

もし、そこにちょっと気付いているなら。
病気になった事で、できた事、
病気になった事で、やらなくてよくなった事、
そこにひとつ、ヒントがあるかも。

「自分に素直になる」

それが、一番の近道。

いつまでもチャンスがあるとは限らない。

からだとこころが、
いつかあなたに伝える事を諦める前に。

※今回の内容は、
これまで関わった、「がん」というご病気をもった方とお話をして、
その都度お伝えしている話。
今もなお必要な方へ、そして、これから出会う方へ。