一方的な攻撃は争いにならない。~お笑いのパターンからの一解釈~

最近、テレビはほとんど見なくなってきたが、
お笑いは好きなので、時々番組みている。

バラエティー番組の作りの中で
いわゆるお約束、いじられキャラ、過激ネタ、
そういう種の笑い・娯楽を見て感じた事がある。

そのうちのひとつ。

先日、某バラエティー番組で、
「渋谷VS原宿」ってコーナーを観たのだけど。

渋谷系、原宿系と言われる人達が、
いかに自分の方が優れていて、
相手の方はここがダメだ、と言いあう展開。
番組でよくある展開だろう。

面白いものは素直に笑ってしまう時もあれば、
その趣旨そのものにイラッとしたり、
出演者が無理しているように見える時もあったり。

こういう番組形式、
好きな人もいれば、不快な人もいるのでは
ないだろうか。

ちょっとひっかっかる・イラッとしたならば
ちょっと紐解いてみるチャンス。
というわけで、ここから考察してみた。

・・・・・

バラエティー番組は、
対決バトル系だったり、
特定の人をみんなでいじってネタにする、
頑張って体を張る、
など、色んなスタイルがあるけれど。

こういうのって、
純粋に面白く感じるものから、いきすぎと感じる
ものもあり、その受け取り方すらも個々それぞれ。

みんなわかってる・ただのふざけている範囲と、
悪ふざけ・いきすぎの範囲って、
見た目上は紙一重かもしれない。
ふざけが一歩外れたら、
いじめの話とまでなり得るわけで。

傍からみたらヒヤヒヤ・イライラする内容でも、
そこまで番組でやりあう事ができるのは
信頼関係があるからこそだったり。

それが面白いかそうでないか、
「感覚」だけで話では危険な範囲でもあり、
かつ、その「感覚」がとても大切な部分。

内輪にしか分からない事もあり、
内輪にいるからこそ分からなくなる事も
あるから。

・・・・・

相手の揚げ足をとり、
相手のここがダメだと罵倒するパターン。

これね、
よくよくみていると、
それだけでは長く続かない。

たとえば。

お笑い番組でも、いわゆる、
「スベる」パターンのひとつ。

「お前のこういうところがダメなんだ!」
ひとりがわ~っと騒いでみたところで、
話してる内容がちっとも面白くなかったら、
誰もついていかなくてシーンとなるやつ。

シーンとなっても、そこにすかさず
ツッコミを入れてもらうと笑いになる。
それもあえて誰も突っ込まない時、
さらに一人で騒ぎ続けて、
さらにシーンとなっている。

「おまえのここがダメなんだ!」

相手に向かってそう言い続けるしか
できない場合、
自分の中から出てくるものがない時。

「で?何?」

そう返されたら、もう何も出てこない。
しばらくは引っ込みつかずわ~っと
なってる場合もあるが、
最終的にぐだぐだなるパターン、
そういうの、よく見るでしょ?

(おもしろい番組とは、
それ含め面白くなってるからすごいけど)

話を戻すと。

つまりは、
ひたすら相手を攻撃し続けようとも、
それが一方的であれば、
相手を論破どころか、実は争いにならない。

これって、普段の生活でも
いえるのではないだろうか。

争いというのは、
お互いの正義・価値観、その違いを認めずに
自分が正・善、相手が誤・悪だと
主張し批判「しあう」事。

繰り返すが、

お互いに「しあう」からこそ。

そこに気付けば、
日常生活において、回避できる争いなんて
いくらでもあるのではなかろうか。

・・・・・

一見争いに感じられる事でも。

その根底がどこなのか、
気付けば方法はいくらでも変わる。

わかってほしいから、
伝えたい事がある、
大切な相手だから、

それならば、やはり伝える工夫が必要。

そういう意味でバラエティー番組を見ると、
やはりよくできている。

バトル対決方式にすることで、
イメージ的に似ていて知られていない
「新宿系」「新宿系」は、
実は全く違うよ、という事が伝わる。

そのうえで具体的な情報や魅力もたくさん伝え、、
それぞれがアツイ想いを伝えあうわけで。
伝える相手がいて、
伝えてくれる相手がいて。
反撃があるのも、そのやりとりがあってこそ。
そのやりとりが深まるからこそ、
よりそれぞれの個性がアピールされるわけで。

・・・・・

まとめ。

上手な番組を観ると

「みんな、ちゃんとわかってやってるんだな」
ってわかるから、どこか安心なのである。
相手を攻撃する事が目的でない、
それがネタだという事。

わたしはお笑い好きなのだが、
それでもバラエティー番組の捉え方は
その時々に変化がある。

純粋に笑って楽しんでいた時期から、
この展開って、作り物だったの??
いわゆる「お約束」に気が付き、
がっかりした時期があり、

争う形・人の欠点をネタにする、
キレ芸とかいじられキャラ芸人など
くだらなく感じたりイラついたり。

そんなこんなで今は、
なんだかんだ、世の中・ものごとってうまく
成り立ってるんだな、と感じている。

物事の捉え方はひとつではないし、
何度でも変わる。