「うちの子、ギャン泣きするから困っているんです」そんな方へ。

赤ちゃん・子どもを必ずしも「泣き止ませなくていい」時がある、という話。

「泣く」という行為は、なにかしらの訴えである。
お腹空いた、不快、さみしい!・・・・などなど。
それが満たされたら、なんともすやすや・にこにこになるもの。

ただ、時には、どれだけ手をつくそうと、ますますギャン泣きになる事がある。
大人がその理由を汲み取れない事もあり、
そんな時はほとほと途方に暮れ、大人の方がまいってしまうこともある。

うちの子、ギャン泣きするから困っているんです。
泣くから、外に連れていけないんです。

そんな方へ。

「あやして泣きやませようと頑張らなくていい」時がある。

それはどんな時か?

それは、赤ちゃん・子どもが「ただ泣きたいだけの時」。

(数ある視点の、ひとつからの話)

・・・・・・

子どもについて、ちょっと五行の話を絡めて説明してみる。

子どもというのは、東洋医学の五行の話ででいうと「木」に配当するという。
(セラピーオフィス ラ・サルーテ 石原貴司先生のブログより)


◆ 「なんだか虚しいニュース」(こどもの声がうるさく感じる理由について)
http://ameblo.jp/la-salute8/entry-12169939586.html

◆ 「五行と性格」(感情とからだは結びついているという話)

http://ameblo.jp/la-salute8/entry-12148773354.html

「木」その働きを、イメージで説明すると。
季節は春。すくすく芽が伸び成長していく様。
子どもが伸びやかにすくすく勢いよく成長する様と同じようなイメージ。
「木」のキーワードは
発信、収斂、肝臓、怒気

つまり、行動力・発信力があり、影響力があり、交感神経も活発、バリバリ、イライラしやすい・・・

その「木」の働きがあるからこそ、
子どもはとても勢いがあり、影響力がある。周りを巻き込む。泣き声もしかり。

だからこそ、接する側としては、
自分の気持ちがゆったりしていない時はその泣き声一つに触発され、
神経を逆なでされてしまうのである。

そこに、ただでさえ余裕がない時に、
周囲からの「泣き止ませろ」みたいな空気であればなおさら。
(余裕がある場合は、どれだけ騒いでも「あ~はいはい、大丈夫よ」と対応できちゃうもの)

一般的には、周囲の大人も、ママさん本人も、

「子どもが泣く=泣き止ませないといけない」

という構図があると思う。
特に公共の場では、事情を知らぬ周りは、勝手に思い込む。

「泣かせっぱなしだと子どもはかわいそう」と。

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もちろん。
赤ちゃんが泣くのは、理由がある。

しかし、その中で、「泣き止ませようと、頑張らくていい」時がある。
それは、

「今、ただ泣きたいから、泣いている」というパターン。

(お腹空いたとか、その他の理由を除外した場合の話として)

この話の前に、大切な事をお伝えしておく。

「赤ちゃん・こどもは、わかっている」ということ。

そう、ちゃんと理解しており、自分の意志があるということ。

その前提がないと、話が半分も伝わらないかもしれないので、
詳しくは、こちらの記事を参照に。

◆ 『赤ちゃん・子どもは「わかっている」。』

http://namonaki.net/2016/09/05/%E8%B5%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%83%BB%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%AF%E3%80%8C%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%80%82/

◆『どうして子どもを泣き止ませないの!?』
http://ameblo.jp/jibunnwoikiru-taiwa/entry-12124817136.html

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たとえば。

大人がカラオケで思いっきり発散したい時をイメージしてほしい。
泣きながらここぞとばかりに熱唱しているシーンを。
泣いて喚いて、大きな声を発して心の叫びを出せば、その後はすっきりんちょ。

日頃のたまったものを、ここぞと出したい時ってあるでしょ?
その時・今に原因があるのではなく、日頃のたまったもの。

普段、おうちでは無理だけど、このカラオケの場なら!
大勢の場は嫌だけど、気の知れたメンバーの前なら大丈夫!
最初は遠慮してたけど、一度絶叫したらもっと声を出したい!
みんなも止めずに聴いてくれるから気持ちがいい!

みたいな。

言い換えると、
自分にとって安全でない場、タイミングでない、乗り気でない、必要ない時って、本気で絶叫できないもの。

もし、こんな時。

「まぁまぁ、話はわかるが、落ち着け」そうなだめられたらどうだろう?
「泣くな!うるさい!」そうとがめられたら。

今は叫んで泣きたいんだから放っといて~~!と余計反発してみたり、
余計悲しくなって激しく泣きたくなったり、
泣き叫びそびれ、不発感が残ったり、
この人の前では心許せないんだ、そうやって諦めたり。
中途半端に小出しにするから、いつまでもすっきりしなかったり。

思い当たる節はないだろうか?

自分だったらこんな時、どうしてほしい?

「いいよいいよ、泣いていいよ」って言われたい、
よしよしされながらわんわん泣きたい、
慰めなくていいから、思いっきり泣かせて!でも側にはいてほしい・・・・

ちょっと優しくされたら、思いっきり泣きたい気持ちがさらに溢れてきちゃう。
わーんと泣いたら、割と早くすっきり。
ちょっとすっきりしたら、泣き顔のままでも「えへへ」なんて、笑顔も出ちゃうでしょ?

つまり。

赤ちゃんが本気泣きする時、

その場が安全、今が発散チャンスだと判断している、場合がある。

・・・・・

この場はみんないるから騒いでもいいんだ、
この場では泣いても怒られないんだ、
実は、子どもはそれをわかっている、という事。

これはわたし調べではあるが、

みんなが大勢いる時・他の子もたくさんいて一緒に騒ぎたい子、、
みんなが落ち着いて、人もちょっと少なくなった時に、一番構ってもらえそうなタイミングを狙う子、

それぞれの持ち前の性格や、その時々のタイミングによっていろいろのようだ。

・・・・・

赤ちゃん・子どもって、
自分の訴えに素直で、わがままで・まだ何もわからないから泣く、と思われているかもしれないけど、

赤ちゃん・子どもは、空気もしっかり読んでいる。

ただ、大人の都合通りではないかもしれない。

それでも、子どもなりの配慮が、ちゃんとあるのである。

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ちなみに、看護師時代を振り返ると、そういえばよく感じていた事。
そして、最近は子育て関連の集いの場にも出没していても感じる事。

・とある患者さんの急変時対応時。
急変対応で周りは騒がしいはずなの、その時に限って、みんな揃って寝てくれている、とか。
(そのかわり、その対応が終わったらここぞとばかりにギャン泣き(笑))

・あやす側に余裕がない時・早く寝かしつけたい時ほど、ほぼ泣き止まない。
(そして、こっちも余計イライラする)

・親子で参加できるセミナーの場は、すごい騒いでいる時と、そうでない時がある。
(本当に大切な話の時は、割と大人しくしてくれているとか)

ママさんがセミナーに集中しだした頃に、とことん「わたし見てアピール」をしてくるとか。
(自分以外の誰か・何かに集中しだすと、それを阻止して自分アピールをしてくるのである)

※同じシチュエーション:新聞読んだりPC作業してる時に乗ってくる猫をイメージしてください。
(*‘∀‘)

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最後に。
念を押してお伝えしておく。

泣いているのをほっといてもいい、という話ではない。

赤ちゃんが泣くにも理由がある。

数ある理由のひとつとして、「ただ泣きたい時もある」という事。

赤ちゃんは、ちゃんとわかっている、という事を信頼する事から。
ちゃんとママをみていて、ちゃんとサインを出してくれている。
だから、あとはそれを受け取るだけ。

なので、そういう場合は、どど~んと構えて、とことん泣いてもらえばいい。

ギャン泣きしてもいい場所、
そんな、親子共々安心できる場所を見つけてほしい。

泣いたら泣き止ませないといけない・迷惑がかかる。
その前提があるから、焦っちゃう・イライラするのであるならば。

泣きたいから泣いているんだ・泣いてていいんだ、
そこを知るだけでも、受け止め方が変わるのでは?
という話。

※注意点※

☆日常からやたらと過敏である場合。
今回述べた話とはちょっと違う事をお伝えしておく。
だからこそ、日常、お子さまのご様子に気配りを。
(何かおかしいと思った時は、信頼できるかかりつけ医や治療家にご相談を)

☆まだまだ、誰しもが赤ちゃん・子どもについて理解してくれているわけでないという前提も念頭に。
そのうえで、周囲に上手に協力を仰ぐ工夫や、周りへの配慮も必要。
(お互いに)